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なぜ哲学対話が今ブームなのか?(考察)

本屋にいくと、必ずと言って良いほど

「哲学〇〇」「哲学△△」「○□哲学」

というタイトルの本が目に付く。

例えば・・・

もちろん自分が哲学に今関心を持っているからとも言えるが、それでもブースが作られていたり、所狭しと並べられていたり、ここ最近のブームになっているのではと感じる置き方をされている。

 

なぜ、今、これほどまでに哲学がクローズアップされているのか。

個人的な意見になるが、

 

心理的な視点の増加

②コロナ禍による生活様式の変化

 

この二つが特に影響しているのではないかと思う。

 

心理的な視点の増加は、

Googleなど大手が使っていることで広まった言葉として「心理的安全性」という言葉がある。

リクルートのHPには、心理的安全性について以下のように書かれている。

https://www.recruit-ms.co.jp/

心理的安全性(psychological safety)」とは、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のことです。
組織行動学を研究するエドモンドソンが1999年に提唱した心理学用語で、「チームの他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、罰したりしないと確信できる状態」と定義しています。メンバー同士の関係性で「このチーム内では、メンバーの発言や指摘によって人間関係の悪化を招くことがないという安心感が共有されている」ことが重要なポイントです。

また、うつ病や、気持ちが滅入ってるので仕事や学校を休むといった、心の元気度で決めることも増えている。

もちろん、それ自体は悪いことではないことをあらかじめ伝えておく。

公認心理師といった国家資格ができたり、臨床心理士の価値も高まっている。

良し悪しは別として、心理カウンセラーといったものが蔓延ってきていると感じている。

 

こういった心理的な視点から物事を見ていく風潮を感じている。

そして、特に心理的安全性にしても、うつ病や心の病にしても、相手の話を聞く、受け入れるといった姿勢がまず必要になってくる。

それは、哲学的な対話にもつながってくるだろう。相手を尊重できなければ対話は不可能である。

 

②コロナ禍による生活様式の変化によって、

我々人間は、一人でいる時間も必然的に増えたのではないだろうか。改めて、経済は人が回していることも痛感しただろう。

zoomなどの顔を見ながら通話ができるものも増え、家にいながら世界とより繋がることができるようになった。

それと同時に、距離を感じるようになったと私は思う。

特に初対面の人とzoomで会った場合、見た目で言えば、身長、顔と体のバランスなどはわからない。さらに今どんな姿勢でどんな体勢でいるのか。足は組んでいるのか、正座しているのかなどわからないことだらけ。

対面ならではの空気感、その人が醸し出す雰囲気などはオンラインでは感じることができない。対面で、リアルで会うことで知る情報がいかに多いか、オンラインの利便性と同時に対面の重要性にも気づくことができた。

一人が好きな人もいるが、やはり人と会って話したいなと考える人もいるだろう。あるいは、なぜ、オンラインではこうなるのだろう?と考える人もいるかもしれない。

そうやって考えることが増えることは良いことである。

 

哲学は、答えのないものを考えることと、今あるものを疑い、本当にそうだろうか?ともう一度考えることでもある。

 

そんな時に、哲学入門などで先人たちがどんなことを考え、どんなふうに考えてきたのか、それを知識として得ることで役に立つことは自明である。

 

哲学対話のブームに対して改めて、

心理的な視点の増加

②コロナ禍による生活様式の変化

この二つが影響しているのではないか、そしてその理由について述べてきた。

 

みなさんはどう考えますか?

 

 

 

ポイントを稼いで、生活の足しにしよう。