運とは努力をして貯めていくもの 良い悪いではない。
運転者 未来を変える過去からの使者/喜多川泰
運がいい、悪い ではなく
運が貯まった、運を使った という言い方が正しいだろう。
巡り巡って次の世代へと運を貯めていくという考え方は本質といえるだろう。。。
ただ、人間なので自分のときに使いたいと思うだろう。
運がいい、悪いという判断ではなく、運を使った、運が貯まったという判断をすることで、嫌なことがあったとしても、プラス思考に切り替えることができる。
もちろん無理に切り替えろと言っているわけではないが、思考の視点を変えていきましょうということを伝えていると読んでいて思った。
そして運を貯めていくために必要なことは
常に上機嫌でいること。
それもフリではなく、心から上機嫌でいること。それが大切であるという。
この本を読んだ後、知らないうちに電車内や街中で人を見るようになった。
暗い顔をしている人もいれば、胸を張って歩いている人、疲れている人、ニコニコしている人、いろんな人がいて、一人ひとりの人生ってどういう人生なのだろう、と考えるようになった。
だからといって、この本のように声かけてみるとか、そんなことはできないが・・・。
マスク生活の今、見た目だけでは判断できないことが多いと思うが、それでもその人の表情、体の使い方から見えるものもある。
運がいい人は常に余裕があるように見える。
人がたくさんいるところでダッシュして危険な目に合わせることはないし、街中で肩がぶつかりそうなときにわざとぶつかってこないし、むしろぶつかってしまったら申し訳なさそうに謝れる。
謝れる人、自分の過ちを素直に認められる人、人の意見を素直に聞ける人、聞いた上で第三の意見、もしくは二つを合わせてそれぞれが納得する意見に変えることができる人、そんな人たちが私の中では「上機嫌でいること」であると思った。
私もそんな人になりたい。そのために上機嫌でいることから始めようと思う。
小説といいつつ、人生論を問うているような本で、一気に読み終えてしまった。
今回は
Kindle unlimited 読み放題で読んだが、手元に置いておきたいと思う本であった。
今なら読み放題からでも読めるので、ぜひ読んでみてください。
ちなみに、著者は、
といったように、ファンタジーの世界観を通して人生観を伝える小説が得意な方のようである。